ハッカー戦争

「俺は正式な手続きを踏まえた上で長期休暇をもらったはずなんだがな、エージェント・カナヘビ。何のためにそうしたと思う?研究に集中するためだ。それのこの休暇は有給じゃない。このボランティア精神を尊重して欲しいもんだ」

「君が努力家で優秀なのはわかっとるよ四葉君。でももしこの話を聞いたら、興味を持つと思うんやけどなぁ」

「どういうことだ?」

「J.Fがまた現れよった」

「ほう?で、状況は?」

「状況?手なんか出せんよ、出したくてもな。今のところやっこさんは行動を開始しちゃおらん。だが君のお友達が奴のものと思われる携帯の通信を傍受したんよ。場合によっちゃぁまた被害者が出るかもしれへん」

「お友達って…ロロか?それとも東風浦か?どっちにしろ無茶しやがる…。で、ハックしろってか?」

「悪いが君の過去について調べさせた貰った。事件の事も、それで失ったものも、その後の君の事も。財団に入ってからは、やたら現実改変者について調べてる事が多いそうやな?」

「F███… それで、結局俺に何をさせたいんだ?俺は爬虫類の心情までは読めんぞ」

「そんじゃ正直に言わせてもらうわ。エージェント・四葉、PoI-2996-1を終了しろ。投入機材や君自身の事情について、財団は何も言わない。できる手段を全て尽くしてでも対象を終了しろ。もし引き受けるなら君は限定付きSCL4と、君が管理するハッカースペースの予算に補助金が与えられる」

「後者はとても魅力的だ」

「で、どうする?引き受けるん?」

「付け加えておきたいことが1つ」

「なんや?」

「幽霊とお話がしたい」


(*緊特)PoI-2996-1

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議論の結果、終了処分 に決定しました。


PoI-2996-1とSCP-████との関連性が認められました。(FP:TP#B-3)過去の事例(SCP-2996、SCP-553-JP等)から現状の事態は看過することはできないと判断し、O5司令部ならびに日本支部理事会幕僚部はPoI-2996-1に対する終了処分を提出しました。

  • 緊急特別即時対処: 倫理委員会票。
  • 緊急特別即時対処: 内部保安総局票。
  • 緊急特別即時対処: 機動部隊管理隊票。
  • 提案: 財団本部、日本支部に所属する職員を対象とした終了処分担当者の推薦を提案します。—O5-██
    • 推薦: 財団本部よりエージェント・██████、クレフ博士が推薦されました。
    • 推薦: 日本支部よりエージェント・四葉が推薦されました。
      • 賛成: 日本支部理事会幕僚部票。
      • 賛成: O5司令部票。
    • 報告: PoI-2996-1終了依頼がエージェント・四葉に通達されます。
      • 確認: エージェント・四葉の了承が確認されました。
  • 移動: ハッカー戦争作戦を参照。

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注脚: エージェント・四葉はいつでも事象改変端末(EOD)とnPDN装置を操作することが可能な状態であることに留意してください。

[エージェント・四葉がSCP-553-JP-1への進入手順を開始する]

[カント計数機が異常な数値を示し始める]

[SCP-553-JP-2が出現する]

エージェント・四葉: こんちゃ、ご機嫌はいかが—

[強力な力でエージェント・四葉が天井に吊るされる]

[エージェント・四葉がEODの操作を開始する]

[エージェント・四葉の頸部を拘束している不可視の要素が解体される]

[SCP-553-JP-2は動揺や嫌悪感などと見て取れる様子を見せる]

エージェント・四葉: [やや苦しげな咳]んん…挨拶もなしにいきなりとか酷いな、知ってたけどさ。ただまぁ、こんな事しておいて、許される訳が無いってのは判るだろ?

[エージェント・四葉がnPDN装置を起動する]

[SCP-553-JP-2が実体化される]

[エージェント・四葉がSCP-553-JP-2の拘束を実行する]

[SCP-553-JP-2は抵抗するがエージェント・四葉によって倒され馬乗りにされる]

エージェント・四葉: 彼氏の事、教えてくれるかな?

[編集済]

[悲鳴のような音]

倫理委員会からの通達: SCP-553-JP-2に対して行った[編集済]について、エージェント・四葉はその責任を負いません。 —倫理委員会担当官


テキストブック『デジタゲン工学』より抜粋

デジタゲン工学者の薊 四葉は、2017年に現実改変の原理を説明した革新的な理論を提言した。この理論はDAE理論(正式名称:Debuff After Execution theory 和名:遷移後実行理論)と呼ばれ、後に事象改変実用化の基礎となった。DAE理論を適用した事象改変では、現実改変の原理と過程を次の3つの過程で再現することができる。

  1. 範囲内の環境ヒューム値を0.4未満に設定する(Debuff)
  2. アスペクト流入孔の現実強度を3.0以上に設定する(After)
  3. セント構造体をアスペクト放射として放つ(Execution)

これらの過程に必要な機材は事象改変端末(Event Override Device、EOD)に全て内蔵されている。


チャットログ: 20██/██/██ ██:██ 四葉-黒陶

┌─suCHAT──────────────────────────────────────┐
│┌────┐ │
││黒陶さん│ │
│└────┘ │
│ ┌─────┐│
│ │四葉くん?││
│ └─────┘│
│┌────────────────┐ │
││2000年の時の借りを返して頂きたい│ │
│└────────────────┘ │
│ ┌──────┐│
│ │覚えてたんだ││
│ └──────┘│
│┌─────────────────┐ │
││現実改変者終了の後方支援を頼みたい│ │
│└─────────────────┘ │
│      ┌───────────────────────────┐│
│  │私を選んだって事は、やっぱり君は私の事を知ってたんだね││
│ └───────────────────────────┘│
│┌────────────────────┐ │
││今はその事について質問されても答えません│ │
│└────────────────────┘ │
│ ┌─────┐│
│ │支援って?││
│ └─────┘│
│┌──────────────┐ │
││ひとまず人払いをお願いしたい│ │
│└──────────────┘ │
│ ┌─────┐│
│ │ひとまず?││
│ └─────┘│
│┌──────────────┐ │
││それ以外の仕事は実力次第です│ │
││どちらかと言えば俺の │ │
│└──────────────┘ │
│                          ┌──────────────┐│
│                          │君が戦略家だった事に驚きだよ││
│                          └──────────────┘│
│┌───────────────────────┐                 │
││アザラシと一緒に泳いでましたから │                 │
││サメにフィンを気に入られたのはいい思い出ですよ│                 │
│└───────────────────────┘                 │
│                           ┌──────────────┐│
│                           │依頼については少し考えさせて││
│                           └──────────────┘│
│   ┌────────────────────────────────────┐│
│ │それと、私の連絡先をどうやって見つけたのかは聞かないけれど、手癖悪いよ?││
│   └────────────────────────────────────┘│
│┌────────────────┐ │
││今更ですね │ │
││それで足だけで済んだ話、します?│ │
│└────────────────┘ │
│                           ┌────┐│
│                            │はいはい││
│                            └────┘│
│ ┌────────┐ │
│ │─チャット終了─│ │
│ └────────┘ │
└──────────────────────────────────────────┘


オペレーション: Hackers-War

提案: PoI-2996-1の現在地を特定するため、関与が認められているSCP-553-JP-2に対する尋問とアスペクト・パターンのサンプリングを行う必要があります。またSCP-553-JP-2の異常性、およびその影響を無害化するため、この段階における投入機材として事象改変端末(EOD)、nPDN装置が必要になります。

サンプル解析によって得られた特性情報を基に、世界各地に設置されているカント計数機を用いてPoI-2996-1の現在地を三角測量によって特定します。対象を補足次第、現地にて支援エージェント1名による「人払い」を予め実行し、民間人への影響を防ぐ必要があります。

エージェント・四葉は全ての準備フェーズが整い次第、PoI-2996-1より1km離れたグリーン・ゾーンに投入されます。対象との接触において、エージェント・四葉は可能な限り超常的立体機動戦闘技術の使用に留める努力を行いますが、激しい戦闘が避けられない場合にはGRID規定は一時的に解除されるべきです。

万が一PoI-2296-1の終了が十分でなかった場合、過去財団にもたらした被害を考慮すれば、対象はエージェント・四葉だけではなく財団全体を意識する場合があります。このためエージェント・四葉は可能な限りセンサリーハックの実行によって対象の認識を制御し、この手順が失敗した場合には支援エージェントによる認識災害的抑制手順を実行するべきです。

██-██-████にO5-██により承認


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